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万物創成!重音鋼鉄堂!

ご家族みんなで楽しめる明るく健全な音楽サイトです。 (2013.03.05~)

Carcass / Torn Arteries (2021)

2022.01.07 (Fri)
Torn Arteries

Carcass / Torn Arteries (2021.09.17)

1. Torn Arteries [4:00]
2. Dance of Ixtab [4:29]
3. Eleanor Rigor Mortis [4:14]
4. Under the Scalpel Blade [3:55]
5. The Devil Rides Out [5:22]
6. Flesh Ripping Sonic Torment Limited [9:43]
7. Kelly's Meat Emporium [3:24]
8. In God We Trust [3:57]
9. Wake Up and Smell the Carcass / Caveat Emptor [4:37]
10. The Scythe's Remorseless Swing [5:30]
11. NWOBHEAD (bonus track) [3:02]

total 52:10

ジェフ・ウォーカー (vo, b)
ビル・スティア (g, vo)
ダニエル・ウィルディング (dr, vo)
トム・ドレイパー (g: guest)



英国のメタルバンド、Carcassが2021年に出した7thアルバムです。奇跡の復活を遂げた前作「Surgical Steel」から実に8年ぶりとなります。

このCarcassというのはデスメタル界でも特異なバンドで、まずゴアグラインドからスタート。「Reek of Putrefaction」(1988年 1st) のハチャメチャ感&臓物臭はそれはもうとんでもなかったです。1997年に出たベスト盤の解説文には1stの音楽性について「暗闇で巨大な芋虫が蠢いているような」と書かれており的確な表現だなと思ったり。そんな彼らが「Symphonies of Sickness」(1989年 2nd) ではデスメタルに転身。この1stから2ndこそが、最も大きな変化だったのではと思います。なにせジャンルの垣根を跨いでいるわけですし。実際曲の構成やドラマ性なんかは段違いの向上を見せています。

その最高のデスメタルアルバムだった2ndを経て、スウェーデンのCarnageからマイケル・アモットが加入して制作された「Necroticism」(1991年 3rd) は更なるドラマ性の向上、そしてある種のキャッチーさを導入。さらにマイケル・アモットによるメロディアスなリードギターも要所要所で鳴りひびくなど当時の典型的なデスメタルからは1歩進んだ音楽作品でした。

そしてCarcass最高傑作としても名高い「Heartwork」(1993年 4th)。前作とは比較にならないほど哀愁あるメロディをふんだんに盛り込み、そしてキレの良さや攻撃性も十二分に備わった名作です。メロディック・デスメタルの始祖としても知られており、この1993年こそがメロデス誕生の年なのではと個人的には思ってます。ちなみに同年に出たメロデスアルバムとしては他にEdge of Sanityの「The Spectral Sorrows」やDark Tranquillityの「Skydancer」、Sentencedの「North From Here」なんかがあります。

「Heartwork」制作後マイケル・アモットが脱退。後任にカルロ・レガダスを迎え「Swansong」(1996年 5th) を制作するものの今度はビル・スティアが脱退。ここにきてバンドはついに空中分解してしまいます。Carcass残党のジェフ、ケン、カルロは元Cathedralのマーク・グリフィスを迎えBlackstarを結成するもアルバム1枚残し活動停止。Carcassは長い沈黙期間に入ります。

そして本作は復活第2弾となるアルバム。キレのいい疾走曲もあるにはありますがミドルテンポの曲が目立ちます。しかし地味に思える曲でもよく聴くとリフや展開はまさに変態の所業でして、彼らの創作センスは更なる深みに達していると言えるでしょう。過去のどの作品に似てるかというのももはや無意味なのでは。3rdから5thの全ての要素、更にはBlackstar的なシンプルなロックンロール要素もある。一筋縄ではいかない展開ながらスッキリとストレートな聴き応えという、Carcassにしか作りえないアルバムです。

#1 "Torn Arteries" は直線的でスラッシーな疾走曲。残虐な刻みリフとほのかにメロディアスな単音リフが交互に展開し一直線に突き進んでいきます。中盤ではブラストビートも登場し、ここからの緊迫感溢れる展開が熱い。

#2 "Dance of Ixtab" はブルージーな要素も感じ取れるミドルチューン。キレのいい刻みリフをツインでハモらせたりと芸の細かさは流石。

#3 "Eleanor Rigor Mortis" はイントロからキレのいい刻み&リードギターが炸裂する疾走チューン…かと思ったらヴォーカルパートに入るとぐっとテンポを落とします。しかし怪しげなメロディが上へ下へと蠢くさまはやはりCarcassそのもの。終盤で再び疾走して締めとなります。

#4 "Under the Scalpel Blade" はイントロのゴボゴボ泡立つようなリフがインパクト大。こちらもヴォーカルパートに入るとスローテンポとなり引き摺るようなリフが主体となりますが、途中でテンポアップしてイントロのあのリフが再登場したりと曲のテーマ性はしっかりしています。

#5 "The Devil Rides Out" は中期Carcassにありそうなミドルチューン。「Heartwork」あたりにしれっと入っていても違和感無さそうです。ソロパートの後あたりからじわじわと緊張感が高まってきて2分54秒あたりからちょっと雰囲気が変わります。このメロディアスなんだけどどこか奇怪な感じもCarcassならではですね。

#6 "Flesh Ripping Sonic Torment Limited" は9分43秒の大曲。アコースティックギターで美しく幕を開け、ストロングなリフが続きます。ミドルテンポの堂々とした風格。そして少しだけテンポアップしほんのりメロディアスな刻みリフ。そこから一気にテンポダウンしリフを引きずり倒したあと2コーラス目に入ります。そしてやたらエモーショナルなギターソロも聴きどころ。10分近い曲だけあって展開も二転三転。ひねくれ度では本作イチでしょう。

#7 "Kelly's Meat Emporium" はストレートでスラッシーな疾走曲。メロディアスに走るシーンもあって要所要所でブラストビートも織り込みまさに全盛期のCarcassって感じです。ひねくれた長尺曲の次にこういう曲を持ってくるところもさすが。

#8 "In God We Trust" はミドルテンポ寄りではありますがザクザクに刻み倒されるリフが心地よい緊張感。「Swansong」あたりの作風に近いかな。エモーショナルなギターソロに続く謎の手拍子が意味不明ですがいい曲です。

#9 "Wake Up and Smell the Carcass / Caveat Emptor" はオーソドックスな中にも毒とキレのあるミドルチューン。直線的な刻みリフと浮遊感のあるアルペジオ、ツインギターのハモリを巧みに使い分けています。2分22秒あたりから展開が変わり、どこか厳めしさのある刻みリフ。そして哀愁たっぷりのギターソロへと続きます。

本編ラストの#10 "The Scythe's Remorseless Swing" は鐘の音で荘厳に幕開け。イントロはスローですがいい雰囲気です。ヴォーカルパートに入るとテンポが上がりノリもよくなり、さらにそこからエキゾチックなメロディと共に2ビートで疾走。リフが次々と変化する万華鏡のような曲です。

ボーナストラックの#11 "NWOBHEAD" はある意味本作で一番印象深く、即効性の高い曲。Iron Maidenかな?って感じのギターで幕を開け、ノリノリで進行していくアップテンポ曲。サビ部分ではジェフがメロディを追うかのように高音スクリームを響かせる場面もあり、これもまたかっこいい。

変態的で独創的なリフを自在に操り、なおかつプログレ過ぎることもなくいちメタル作品としてストレートにかっこよく仕上がっています。長いこと待たされましたが、待った甲斐のあるアルバムです。







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Quadratum from Unlucky Morpheus / Loud Playing Workshop (2021)

2021.12.29 (Wed)
Loud Playing Workshop

Unlucky Morpheus / Loud Playing Workshop (2021.01.27)

1. Far Beyond the Sun (Yngwie Malmsteen cover) [5:41]
2. The Dance of Eternity (Dream Theater cover) [6:09]
3. Into the Arena (Michael Schenker Group cover) [4:09]
4. Hundreds of Thousands (Tony MacAlpine cover) [3:14]
5. Scarified (Racer X cover) [2:49]
6. Eruption (Van Halen cover) [1:47]
7. For the Love of God (Steve Vai cover) [6:03]
8. Technical Difficulties (Racer X cover) [4:20]
9. 17th Century Chicken Pickin' (Impellitteri cover) [2:33]

total 36:43

Jill (violin)
仁耶 (g)
小川洋行 (b)
Fumiya (dr)



日本のメタルバンドUnlucky Morpheusの楽器隊4人による別動隊が、2021年にリリースしたカヴァー集です。

当然ながらインストアルバムで、ほぼ総てのリードパートをJillさんのヴァイオリンが担当しています。メンバー各位の演奏力の高さは言わずもがな、アレンジ面についても原曲に敬意を払いつつ鮮烈に仕上がっており、これ以上のものは望むべくもない充実した内容です。

ギターとヴァイオリンのユニゾンやソロバトル。それを支えるリズム隊も緊迫感と安定感が拮抗した信頼できるプレイ。白熱した雰囲気が伝わってきます。

#1 "Far Beyond the Sun" はイングヴェイ・マルムスティーンのカヴァー。原曲は「Rising Force」(1984年) 収録。初っ端からこの曲は度肝を抜かれますし、実際非常にかっこいい。特に2分30秒からのヴァイオリンとギターのソロバトルが熱い。ギターパートをヴァイオリンで演奏したこのヴァージョンこそ、この曲の最終完成形なのではと思うレベルです。

#2 "The Dance of Eternity" はDream Theaterのカヴァー。原曲は「Metropolis Pt. 2」(1999年) 収録。この変態極まる超絶技巧インスト曲を見事に自分たちのものにしています。変態度・難解度で言えば本作随一でしょう。ひねくれた変拍子パートとストレートな4拍子パートが織りなす閉塞感と開放感の繰り返し。大変な密度です。

#3 "Into the Arena" はMichael Schenker Groupのカヴァー。原曲はマイケルのソロ第1弾となる「Michael Schenker Group」(1980年) 収録。「神」というシンプルにして強烈な邦題でも知られています。曲としては3連符のミドルチューンでそこはまあ原曲通りなんですが、ヴァイオリンとギターの白熱したバトルが楽しめます。終盤の、テンポを落としたエモーショナルなプレイも神懸っています。

#4 "Hundreds of Thousands" はトニー・マカパインのカヴァーで、原曲は「Maximum Security」(1987年) 収録。ストレートな疾走曲で、こんなかっこいい様式美疾走メタルが1987年に誕生したというのも驚きです。完全に90年代以降のメロディック・スピードメタルの様式で、この時代を先取りするセンスはさすが。そしてそれをカヴァーしたあんきも各位の選曲センスにも注目したいところ。

#5 "Scarified" はRacer Xのカヴァーで原曲は「Second Heat」(1987年) 収録。Mr. Big結成前にポール・ギルバートがいたバンドとしても知られています。テンポとしてはミドルですが音数が多く緊迫した雰囲気。クラシカルな旋律が耳を惹く様式美チューンで、こちらもこの時代のアメリカのバンドとしてはかなり異色な曲なのでは。

#6 "Eruption" はVan Halenの曲でオリジナルは「Van Halen」(1978年) 収録。こちらはほぼヴァイオリンの独奏となっており、短いながらも闇に散る火花のような鮮烈さと美しさがあります。

#7 "For the Love of God" はスティーヴ・ヴァイの曲。オリジナルは「Passion and Warfare」(1990年) 収録。本作唯一のバラード枠で、オリエンタルな雰囲気もあり大河を舟でゆったりと旅しているような情景が浮かびます。

#8 "Technical Difficulties" で再度Racer Xの登場です。原曲は「Technical Difficulties」(1999年) 収録。2曲目のDream Theaterほどじゃないですが目まぐるしく展開が変わるプログレッシヴな曲です。その一方でソロパートではPink Floydかなって感じのゆったり具合となり、ギターとヴァイオリンの共演が楽しめます。

ラストの#9 "17th Century Chicken Pickin" はImpellitteriの曲でオリジナルは「Screaming Symphony」(1996年) 収録。この曲は私も当時リアルタイムで聴いて衝撃を受けました。そしてさらにそれをヴァイオリンでカヴァーするという発想のイカれ具合(褒め言葉)。発想のみならず実際にやってしまうというJillさんの変態的超絶技巧。まさに個人的には2度目の衝撃といったところです。












Serenity in Murder / Reborn (2021)

2021.12.25 (Sat)
Reborn.jpg

Serenity in Murder / Reborn (2021.02.10)

1. The Great Beyond [1:23]
2. Anthem [3:54]
3. Plead for Your Life [4:37]
4. The Titans [3:22]
5. Sea of Stars [5:44]
6. Rain or Shine [3:28]
7. Leaves Burned to Ashes [3:58]
8. Beast in Human Shape [4:08]
9. The Black Sun [3:15]
10. The Glow of Embers [3:09]
11. The Four Seasons [4:10]

total 41:03

Ayumu (vo)
Freddy (g)
Ryuji (g)
Yu-ri (b)
Allen (dr)



日本のデスメタルバンド、Serenity in Murderが2021年にリリースした4thアルバムです。本作からヴォーカルが交代しています。

物悲しいという言葉すら生ぬるい。慟哭と激情のドラマが、闇にきらめく火花のように炸裂しています。前作ではオリエンタルな味付けが施されておりそれが大変効果的に響いていたものですが、本作はそのオリエンタル要素は控えめ。しかし単なるメロデス、シンフォデスを超越したドラマが響いているのは先述した通り。もちろん攻撃性もたっぷり。伝統的メロデス要素から今風のテンポを落としたパートまで、古今のメタル要素を余すところなく自分たちのものにしています。

#1 "The Great Beyond" はピアノに始まりやがて荘厳な展開となるアルバム全体のイントロ。

1曲目のイントロからそのまま繋がる#2 "Anthem" は冷たい響きのピアノを効果的に配した疾走曲。情け容赦ないツーバスに降り注ぐ劇的なメロディ。中盤で冒頭の荘厳なフレーズが顔を出し、ソロパートへ。ここもバッキングのリフが極悪でいいですね。

#3 "Plead for Your Life" もイントロから潤いたっぷりのツインリードで聴く者に血の涙を流させます。そこからじっくりとテンポを落として今っぽい展開になるんですが、そこからいきなりブラストで急加速。どこか不気味な女性コーラスと相まって何ともインパクトのあるパートです。そして疾走感はそのままに冒頭のツインリードが再登場。シンフォニック要素もたっぷりで極端なまでに緩急の付いた楽曲です。

#4 "The Titans" も速いパートは徹底的に速い。そして速い中にも優雅さが存在し、そこにAyumuさんの咆哮が被さることで激烈ながら美しい世界を描いています。

#5 "Sea of Stars" はリフ主体のオーソドックスなスタイルながらこのキレと密度はさすが。中盤のインストパートにおける情感たっぷりのギターは、山の頂から見る景色のような雄大さです。

#6 "Rain or Shine" はキラキラのシンセが降り注ぐ星のようにきらめく、キャッチーさと清涼感あふれるジャパニーズ歌謡メロデス。

#7 "Leaves Burned to Ashes" はゴリゴリのリフからシンフォニックで色彩豊かなシンセまで幅広く顔を出し、サビ部分のギターフレーズは相変わらず絶品の極悪抒情チューン。リフの残虐さは本作でも上位に位置しそうですがメロディアスな面も立っています。

#8 "Beast in Human Shape" はメロディアスな単音リフが駆け抜ける疾走曲。この単音リフと併せて瀑布のような轟音や叩き付けるようなリフなど、やはりバリエーションに富んだ展開が聴きどころ。

#9 "The Black Sun" もヘヴィで極悪なリフと終末的なシンセが織りなす暴力衝動満載の曲。ヘヴィなパートとシンフォニックなパート、そして合間に挟まれる静寂パートなど緩急のコントロールが見事。ラストも絶望的ながらも美しい。

#10 "The Glow of Embers" もキレのいい疾走曲で、サビ部分でブラストビートとともに日本風の音階が表れるのが好き。

ラストの#11 "The Four Seasons" は映画音楽のように壮大なインスト曲。激音あり、優しい静寂ありとドラマティックな展開です。このタイトル通り、日本の四季折々の風景を思いながら聴くといいかも。

メロディのセンスや抒情性の演出。相反する極悪な攻撃性。この両者を高いセンスで融合する手腕は回を追うごとにますます冴えており、世界レベルで見ても比類ない存在なのでは。高濃度の泣き要素が封じ込められた傑作です。









Leprous / Aphelion (2021)

2021.12.17 (Fri)
Aphelion.jpg

Leprous / Aphelion (2021.08.27)

1. Running Low [6:30]
2. Out of Here [4:16]
3. Silhouette [3:45]
4. All the Moments [6:52]
5. Have You Ever? [4:42]
6. The Silent Revelation [5:45]
7. The Shadow Side [4:29]
8. On Hold [7:48]
9. Castaway Angels [4:53]
10. Nighttime Disguise [7:14]

-bonus tracks-
11. A Prophecy to Trust [3:00]
12. Acquired Taste [9:10]

total 68:17

エイナル・スーベルグ (vo, key)
トゥール・オッドムンド・スリケ (g)
ロビン・オグネダル (g)
シーメン・ボーヴェン (b)
バード・コルスタッド (dr)



ノルウェーのプログレッシヴ・メタルバンド、Leprousが2021年にリリースした7thアルバムです。

一応まだメタルバンドの括りではありますが実情としてはこの人たちはとっくにメタルとかプログレといかいうジャンルは超越しており、もはやロックであるかすら怪しく、しかし曲を聴くにメタル要素もちゃんと含まれているという訳の分からない状況になっており、なおかつ楽曲としてはエイナルの透明感のあるずば抜けた歌唱力を中心にスタイリッシュで洗練されたものというのが判らなさに拍車をかけています。いや、判りやすいんですよ。キャッチーさすらある。明瞭な歌メロにオシャレな曲調。訳の分からなさが1週回って元の位置に収まるも、それは一段高い所にあるのですよ。ぐるぐると螺旋を描きながら、1作ごとにさらなる高みへと上昇しているのです。なんか全体の締めみたいな文章になってしまいました。

#1 "Running Low "はピアノの硬質な打撃音と闇を切り裂くようなエイナルの歌唱、そして不穏なストリングスで幕を開け、どんより、あるいはゆったりした展開に。サビ部分では一転してアダルトオリエンテッドな雰囲気が漂います。

#2 "Out of Here" は浮遊感のあるシンセで幻想的に幕開け。前半はエイナルの歌声もしっとりと静かに進行していくんですが、中盤から一気にヘヴィになります。アクセント的に刻みリフを織り交ぜながら管楽器の音も加わり、前半の静けさが嘘のような壮大さとなります。

#3 "Silhouette" は無機質でちょっとレトロな感もある電子音で幕を開けるんですが、ここの太いベースもかなりのインパクト。ヴォーカルパートに入るとストリングス主体の静かなパートに入ります。ここのシンバルの変態的な刻みもいい。終盤では総てが融合しテンポも上がって劇的な盛り上がりを見せます。

#4 "All the Moments" は明るく温かみのあるギターのイントロに早速心をつかまれます。AメロBメロ部分で静かに力を蓄えておいて、サビで一気に開放。この明るく爽やかな開放感に浸っていると3分23秒あたりでフッと静寂が訪れる。この緩急の波の付けかたもさすがです。

#5 "Have You Ever?" はダークなエレクトロニカ調。ちょっとPortisheadを思わせる雰囲気もあります。美しいメロディラインと奇怪にうねるストリングスが合わさり海の底から見る光のようなダークな煌めきがあります。

キレのいいカッティングで幕を開ける#6 "The Silent Revelation" は本作のキラーチューンとも言える出来栄え。ヴォーカルパートに入ると水面下で複雑なビートを刻みながらも静かで柔らかい。そしてサビに入ると一気にメタリックな質感となりますが、激情の中にも気品が感じられます。中盤以降登場するストリングスがある意味でリズム楽器の役割を果たしていて面白い。

#7 "The Shadow Side" はなんか古いシャンソンみたいなストリングスとエレクトロニカ要素が合わさったような不思議な世界観。終盤の感情豊かなギターソロも素晴らしい。

#8 "On Hold" は8分近い長尺曲。薄絹を繊細に折り重ねるような序盤。やがてシンセベースのような音が加わり、一瞬のブレイクを経ての爆発力のあるサビ。どこまでも上昇していくようなエイナルのヴォーカルも圧巻です。2コーラス目に入ると再び静寂が訪れますが、夜明けの世界が色づくように少しずつ盛り上がり、サビに入ると先程同様一気に色彩が鮮やかに。最高潮に盛り上がったままフッと終わりを迎えます。

#9 "Castaway Angels" は8曲目の終わりを引き継ぐようなアコースティックギターの静かな導入。徐々に他の楽器の音が加わり音の層の厚みが増し、その上をエイナルのヴォーカルが軽やかに舞う、透明で爽やかながら寂しさもある曲です。

本編ラストの#10 "Nighttime Disguise" はいきなり太く重いリフが登場。切れとうねりを巧みに使い分けながらもテンポ自体はゆったりとしたノリがあります。優美に進行していく中、時折打ち込まれるリフ。ラストのサビではヘヴィなリフ、重厚なストリングスと共にブラックメタル的な絶叫まで炸裂し、凶暴さと美しさが最高潮に高まったエンディングを迎えます。

美しく洗練されていながら一筋縄ではいかない、静けさの中にも多様な要素が溶け込んでいる作品です。静と動の組み合わせ。静かなパートでは繊細に流れを紡ぎ上げ、そこから一気に高みへと盛り上げる。何とも味わい深い作品です。












Iron Maiden / Senjutsu (2021)

2021.12.13 (Mon)
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Iron Maiden / Senjutsu (2021.09.08)

disc 1
1. Senjutsu [8:20]
2. Stratego [5:00]
3. The Writing on the Wall [6:14]
4. Lost in a Lost World [9:32]
5. Days of Future Past [4:04]
6. The Time Machine [7:09]

total 40:15

disc 2
1. Darkest Hour [7:20]
2. Death of the Celts [10:20]
3. The Parchment [12:39]
4. Hell on Earth [11:19]

total 41:38

ブルース・ディッキンソン (vo)
エイドリアン・スミス (g)
デイヴ・マーレイ (g)
ヤニック・ガーズ (g)
スティーヴ・ハリス (b, key)
ニコ・マクブレイン (dr)



英国のヘヴィメタル・バンド、Iron Maidenが2021年にリリースした17枚目のアルバムです。アルバムタイトルはそのまま日本語で「戦術」です。サムライ姿のエディがいいですね。

前作から6年という間が空いているのですが、それほど久し振りな感じがしないのは多分私が年を取って時間の経過が早く感じるようになったからでしょう。
そして前作同様2枚組。やはり長尺で壮大な曲が多く、特にdisc 2の10分越え3連発は中々の濃厚具合。メタルの王道を突き進みながら漢気、哀愁、ドラマ性もたっぷり盛り込んだ、聴き応え十分のヘヴィな作品です。クドいともいえるけど。

disc 1の#1 "Senjutsu" は壮大なスケール感でお送りするゆったり目の曲。渋み溢れるリフと広大な平原を思わせるサビが絶妙にマッチしており、進軍太鼓のように鳴り響くドラムもパワーがあってグッド。

#2 "Stratego" は本作としてはキャッチー寄りの、シャッフルリフがいかにもメイデンらしいミドルチューン。

#3 "The Writing on the Wall" は本作から初めて公開され、アニメ調のPVも作られた曲。西部劇のような荒涼としたギターで幕を開け、王道のアメリカンロックみたいなリフに続きます。伸びやかに歌い上げるブルースの声に聴き入ってしまいますね。

#4 "Lost in a Lost World" は9分半に及ぶ大曲で、ずっしりとしたミドル~スローチューン。しかし場面展開が巧みでドラマティック。ヴォーカルパートはもちろんのことインストパートの構築美にも惹かれます。

#5 "Days of Future Past" は中東風のフレーズで荘厳に幕を開け、ヴォーカルパートに入るとアップテンポで駆け抜けるキャッチー枠。実際本作唯一の4分台で、判りやすく、ゆえに印象深くまとめ上がった1曲です。

#6 "The Time Machine" はメイデンらしからぬドロリとしたリフが特徴。しかしそこにブルースのヴォーカルが入ると一気にメイデン色に染まっていきます。そして3分09秒からの単音フレーズはこれぞメイデンって感じの頼もしさがあります。そして4分30秒からがらりと雰囲気が変わって刻み系のリフに変化。アクロバティックな、しかし地に足の着いた楽曲構成はさすがです。

disc 2の#1 "Darkest Hour" は雄大なバラード。波の音で始まり波の音で終わる。いきなりバラードとはやや変則的ではありますが、この曲でもやはりブルースの表現力が光ります。

ギターとベースのユニゾンで渋く幕を開ける#2 "Death of the Celts"。重々しく歩みを進めるスローチューンですが、中盤のインストパートで若干テンポアップ。このパートでもギターとベースがユニゾンしており、ケルト風のメロディも登場しじわじわと過熱していく演奏が聴きどころです。

#3 "The Parchment" は中近東風のフレーズで静かに幕を開け、1分10秒あたりでバンドの音が入ってくると一気に重厚な雰囲気に。テンポこそスローで展開もゆったり目ですが、聴き入ってしまうパワーと説得力があります。中盤の長いインストパートもドラマ性がありますが、その後に続くヴォーカルパートもかっこいい。さらに終盤でアップテンポになるところもいいですね。

#4 "Hell on Earth" は虚ろな感じのアルペジオが2分ちょっと続き、バンドの音が入ってくると勇壮なメタル行進曲になります。ミドルテンポで「ダッダカダッダカ」と刻まれるリフも王道ながらかっこいい。ドラマティックな展開や良質のメロディに聴き入る良曲です。

ジャケットのエディは相変わらずのインパクトですが、ミドルテンポ主体で10分越えの曲も多く、もはやプログレといっても過言ではないでしょう。実際長いしクドいですが曲は良質なのがそろってるので聴きこむほどに価値の出てくるアルバムだと思います。







Iron Maiden / The Book of Souls (2015)

2021.12.05 (Sun)
book of souls

Iron Maiden / The Book of Souls (2015.09.04)

disc 1
1. If Eternity Should Fail [8:28]
2. Speed of Light [5:02]
3. The Great Unknown [6:38]
4. The Red and the Black [13:34]
5. When the River Runs Deep [5:53]
6. The Book of Souls [10:32]

total 50:02

disc 2
1. Death or Glory [5:13]
2. Shadows of the Valley [7:32]
3. Tears of a Clown [4:59]
4. The Man of Sorrows [6:28]
5. Empire of the Clouds [18:05]

total 42:14

ブルース・ディッキンソン (vo)
エイドリアン・スミス (g)
ヤニック・ガーズ (g)
デイヴ・マーレイ (g)
スティーヴ・ハリス (b)
ニコ・マクブレイン (dr)



英国のヘヴィメタル・バンド、Iron Maidenが2015年にリリースした16枚目のアルバムです。バンド初の2枚組で、トータルで1時間半。聴く側にもそれなりの心構え(?) が求められそうなアルバムです。

…と解説文の方には「バンド初の2枚組」と書かれていたんですが、記憶を遡ってみると、ブレイズ・ベイリー期の「The X Factor」(1995年 10th) と「Virtual XI」(1998年 11th)。あれ2枚組じゃなかったでしたっけ? あの場所を取るCDケース。そう思って今一度調べてみるとあれは日本盤のみのボーナスディスクでした。まあ細かいことですが。

比較的コンパクトな曲でも5~6分台。そして7分台~13分台の曲が並び、最も長い曲が18分という大作指向。何となくで聴いていると確かに長いしいつ終わるのかといった感じですが、ある程度向き合って集中して聴くと、これがかなり充実した中身の詰まった作品であることが分かります。重厚でエピックな大曲と軽快でスピード感のあるアップテンポ曲をバランスよく配し、アルバム全体でいい波と流れが出来ている。それと、メタルなのに耳に優しい柔らかい音作りなのも聴き疲れしない要素なのではと思います。まあメイデンのアルバムってのは伝統的に丸みのあるサウンドが特徴ではありますが。

disc 1の#1 "If Eternity Should Fail" は西部劇かな?って感じの渋い出だしからブルースの情感こもったヴォーカルが乗ってきます。1分半ほどでバンドの音が入ってきて、かっこよくも哀愁あるミドルチューンへ。サビのフレーズなどはハードな中にも荒涼とした雰囲気があっていいですね。2コーラス目が終わるとテンポが上がりソロパートへ。この辺りは往年のメイデンって感じです。1曲目からいきなり8分越えですが、このドラマティックな展開はさすがベテランといったところ。

#2 "Speed of Light" は80年代的な明るさを持ったアップテンポ曲。ロックンロール調のリフやソロパート終盤の繰り返しのフレーズなどこれぞメイデンという心強さがあります。

ツインギターによる繊細なアルペジオで幕を開ける#3 "The Great Unknown"。やがてハードなリフが切り込んできて序盤は重厚なスローパート。サビに入るとアップテンポとなります。このバッキングのリフも冒頭のアルペジオのフレーズを踏襲しているところに芸の細かさを感じます。

#4 "The Red and the Black" はまずイントロのベースソロが渋すぎます。曲自体も渋いミドルチューンでしかも13分という長大さ。しかしサビの判りやすいコーラスなど意外とライヴでは盛り上がりそう。2コーラス目が終わって4分58秒目からの希望的なメロディや終盤のドラマティックなソロなど聴きどころは多いんですが、いかんせん長い。でもいい曲です。

#5 "When the River Runs Deep" は基本は疾走感のあるアップテンポで、要所要所に溜めのパートで緩急付けながら進行していきます。そしてソロパートはソロパートでやっぱし長いんですが、恐らく3人のギタリストが持ち回りで弾いてるんだと思いますが、これがかなりドラマ性高めで良かったです。

1枚目ラストの#6 "The Book of Souls" は中近東風の雰囲気を持つ重厚なスローチューン。しかし重苦しさはなく、この重厚な曲調と、まるで飛翔するように朗々としたブルースの歌唱の対比が良いですね。5分48秒目でいったん曲が終わったかのように見せかけて展開がガラッと変わり、3連符のミドルパートに。7分30秒からの、黙々と3連符のリフを刻み倒すパートも好き。

disc 2の#1 "Death or Glory" は早速ドラえもんの主題歌みたいなフレーズが強烈な、ノリの良いミドルチューン。サビもタイトル連呼形だし勢いもあるし割とキャッチーな曲なのでは。

#2 "Shadows of the Valley" は伝統的なリフによる80年代テイスト溢れるミドルチューン。「夕暮れの哀愁」って感じが強く漂います。ソロパートではリード、アルペジオ、リフとそれぞれ役割分担しており3人のギタリストをフル活用しています。

#3 "Tears of a Clown" はゆったりとした雰囲気ながら重厚さもあるバランスの取れた1曲。

#4 "The Man of Sorrows" はブルースのソロ作にもほぼ同名の曲があるんですが、そちらとは無関係の別曲。渋いアルペジオをバックに切々と歌い上げるバラード…かと思ったらバンドの音が入ってきてしばらくするとちょっとだけテンポが上がり、ダークな雰囲気を纏いつつ進行していきます。

#5 "Empire of the Clouds" は本作最長の18分。ピアノのイントロが心に染み入ります。このままバラードパートが7分ぐらい続き、仄かに明るい雰囲気の単音リフが入ってきて、巧みな場面展開でドラマティックに盛り上がっていく感じがいいですね。そして11分05秒目あたりから入ってくる壮大なホーンもいい。壮大でありながら切ない余韻を残す曲です。

ボリューム過多のアルバムではありますが、キャッチーさもあれば曲のバランスも良い。そこはやはりベテランならではのセンスだと思います。








Gloryhammer / Legends from Beyond the Galactic Terrorvortex (2019)

2021.12.01 (Wed)
Legends from Beyond

Gloryhammer / Legends from Beyond the Galactic Terrorvortex (2019.05.31)

1. Into the Terrorvortex of Kor-Virliath [1:19]
2. The Siege of Dunkeld (In Hoots We Trust) [4:48]
3. Masters of the Galaxy [4:28]
4. The Land of Unicorns [4:27]
5. Power of the Laser Dragon Fire [5:09]
6. Legendary Enchanted Jetpack [4:20]
7. Gloryhammer [5:02]
8. Hootsforce [3:52]
9. Battle for Eternity [3:55]
10. The Fires of Ancient Cosmic Destiny [12:34]
11. On the Wings of a Rainbow (Bonus Track) [4:00]

total 53:47

アンガス・マクファイア13世 (vo)
セル・プロレティウス (g)
ザーゴスラックス (key)
ザ・フーツマン (b)
ララトール (dr)



英国出身のファンタジックSFメタル、Gloryhammerが2019年にリリースした3rdアルバムです。本作からメンバー名の表記が本名からキャラクター名に変わってますが、顔ぶれそのものに変更はありません。

音楽性に関しても初期の頃から一貫しており、勇壮さあふれる王道シンフォニックメタル。SFとファンタジー…すなわち「スターウォーズ」と「ロード・オブ・ザ・リング」を融合させたような世界観も継承されており頼もしい限りです。

前作ラスト。主人公一団が起こした時空をゆがめるほどの大爆発によって魔王ザーゴスラックスを追い詰めるも、ザーゴスラックスはその時空の裂け目から逃亡。主人公であるアンガス・マクファイア13世もザーゴスラックスを追撃するためその時空の裂け目に突入します。そして辿り着いた先は1stアルバムの舞台でもあった古代ファイフ王国。しかしその情景はアンガスが伝え聞いていた全く違う禍々しく荒廃したものでした。時空のゆがみがもたらした効果か、先回りして実体化していたザーゴスラックスは、とっくに古代ファイフ王国を征服していたのです。

そしてここから、ファンタジーとSFがカオティックに入り混じる、古代の神秘パワーと未来の科学技術をフル活用して魔王ザーゴスラックスに最終決戦を挑む様子がアルバム全編を通して描かれています。

#1 "Into the Terrorvortex of Kor-Virliath" は映画音楽のような壮大さを持つシンフォニックなイントロ。

#2 "The Siege of Dunkeld" は3連符のノリで軽快に疾走するアップテンポチューン。パワフルなヴォーカルや重厚なコーラスもさることながら、2コーラス目が終わって2分20秒目あたりからのダークで荘厳なパートなどドラマティックな展開が続きます。

#3 "Masters of the Galaxy" は躍動感のあるミドルチューン。パワーのある曲調に、全体的にうっすら施されたシンフォニックな装飾。特にソロパートのバックで鳴ってるブラス系楽器がいいですね。

#4 "The Land of Unicorns" は勢いのあるアップテンポで、サビのメロディが判りやすく強烈。判りやすいってのは大事なことです。それだけ印象に残るってことだし。そしてソロパートでそのサビのフレーズをなぞるところもいいですね。

#5 "Power of the Laser Dragon Fire" は飛翔感のある疾走曲。「レーザー・ドラゴン」とかいうパワーワードが良くも悪くも印象深いですが、曲としては純粋にかっこいいです。

#6 "Legendary Enchanted Jetpack"。すなわち「伝説の魔法ジェットパック」。これもまたすっさまじいタイトルです。某Victoriusの "Super Sonic Samurai" もそうですが、最近のメタル界隈ではジェットパックが流行ってんでしょうか。何気にRhapsodyの1stと2ndのアルバム名に使われてる単語が入ってるのも興味深い。これは偶然なのだろうか。あ、曲としてはこちらもかっこいい疾走曲です。

そして全メタラーを慄然とさせたPVが話題となった#7 "Gloryhammer"。なるほど、ジェットパックの伏線はここで活きてくるのですね。勇ましいミドルテンポで、私がこのバンドを知るきっかけとなった曲でもあります。38秒目の「オーイェー」が好き。あとBメロ部分の1分01秒などで一度溜めてからリフを鳴らす演出(?) は芸が細かいなと思いました。「グローリー!ハマー!」とバンド名を連呼するサビもとにかく判りやすくてグッド。

#8 "Hootsforce" は開幕即サビという強力なアップテンポ曲。シンフォニー要素とSF要素が混ざり合ったノリの良い曲です。ラストの転調もお約束ながら盛り上がります。

#9 "Battle for Eternity" は飛翔感のあるアップテンポ曲で、どことなく漂う哀愁もまた良し。Stratovariusの "Distant Skies" に近い感じ。

本編ラストの#10 "The Fires of Ancient Cosmic Destiny" は12分以上に及ぶ大曲。メタル感のある疾走パート、壮大なシンフォニックパートなど起伏が豊かで展開もドラマティック。気付けば12分終わっているという充実した1曲です。

壮大でありながら判りやすいというのがこのバンド最大の強み。メロディ・リフともに強力な曲揃いです。
本作リリース後、ヴォーカルのアンガス・マクファイア13世ことトーマス・ウィンクラー氏が脱退という衝撃のニュースが飛び込んできました。何かバンド側から一方的に解雇を宣告されたとか。さらにトーマス氏の本業が法律事務所の経営だというのも驚きです。後任はまだ決まってないそうですが、トーマス氏に匹敵する実力&キャラクター性を持つ人材を見つけることができるのか。今のところは不安の方が大きいかな。









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2021.11.24 (Wed)
space 1992

Gloryhammer / Space 1992: Rise of the Chaos Wizards (2015.11.18)

1. Infernus ad Astra [1:24]
2. Rise of the Chaos Wizards [3:58]
3. Legend of the Astral Hammer [5:15]
4. Goblin King of the Darkstorm Galaxy [3:40]
5. The Hollywood Hootsman [3:56]
6. Victorious Eagle Warfare [5:00]
7. Questlords of Inverness, Ride to the Galactic Fortress! [5:24]
8. Universe on Fire [4:07]
9. Heroes (of Dundee) [5:51]
10. Apocalypse 1992 [9:54]
11. Universe on Fire (Spaghetti Space Western Remix) (bonus track) [4:12]

total 52:36

トーマス・ウィンクラー (vo)
ポール・テンプリング (g)
クリストファー・ボウズ (key)
ジェイムス・カートライト (b)
ベン・ターク (dr)



英国出身パワーメタルバンド、Gloryhammerが2015年にリリースした2ndアルバムです。

前作から1000年後…すなわち1992年の宇宙が舞台となっており、ファンタジーメタルから一気にSFメタルとなりました。えーと、今って何年でしたっけ。それとも我々の知る西暦の1992年とはまた別の世界線なのかもしれません。
本作の主人公はアンガス・マクファイア13世。世界観がファンタジーからSFになっても順調に世代を重ねているようです。グリーンのカメムシアーマーも健在。そして敵の名は前作と同じザーゴスラクス。前作ラストで主人公によって封印されたザーゴスラクスが1000年の時を経て復活。宇宙の秩序を取り戻すため、主人公側も時と世代を超えて戦いに挑む…といったストーリーです。

メンバーの衣装や勇壮にして明快な楽曲など、エンタテイメント性の高い、それでいて高品質なシンフォニックメタルです。

#1 "Infernus ad Astra" はファンタジックなSFって感じの壮大なオーケストラによるイントロ。

ラテン語のコーラスで荘厳に始まる#2 "Rise of the Chaos Wizards" はオープニングに相応しい、戦隊モノの主題歌みたいな勇ましいアップテンポ曲。シンフォニックなんだけど男臭い感じがグッド。

#3 "Legend of the Astral Hammer" は勇壮なヘヴィメタル行進曲でこちらも強力な1曲。中盤のフォークっぽいインストパートも良いアクセントです。復活した魔王との戦いを前に、いかにも「いざ出陣!」といった雰囲気が漂います。

#4 "Goblin King of the Darkstorm Galaxy" は開始15秒のクサいコーラスで早速聴き手の心をつかむ、ノリの良いアップテンポチューン。歌メロの洗脳力が高く、聴いてて楽しい1曲です。

#5 "The Hollywood Hootsman" はブラス系のキーボードが彩る疾走感満載のアップテンポ曲。サビ部分ではかなり高い音域まで歌い上げ、トーマス氏の音域の広さに驚きます。このサビの合間に入るキレのいい野郎掛け声もグッド。

#6 "Victorious Eagle Warfare" は3連符のミドルチューンで、大海原を…いやこの場合は銀河を航海するような雄大さがあります。3分27秒からのインストパートは、宇宙感あふれるシンセが絶大な効果を上げています。

#7 "Questlords of Inverness, Ride to the Galactic Fortress!" は所々に濃密な2ビートを打ち込みながら軽快に疾走するアップテンポ曲。明るい音色のシンセが曲を彩り、彼らにしては攻撃的ながらキャッチーさも満載です。

#8 "Universe on Fire" はある意味本作で一番強烈な洗脳曲。ダンサンブルなビートも織り交ぜ、いかにも「ハイクオリティB級SFメタル」といった雰囲気です。この溢れ出る80年代感。スタイリッシュなのかダサいのか、もはやそんな次元を超越するパワーがあります。

#9 "Heroes (of Dundee)" は勇ましい正統派疾走曲。ストーリー的には最終決戦を目前に控えた、ある意味一番盛り上がるシーン。そしてその場面に相応しいドラマが展開されます。

本編ラストの#10 "Apocalypse 1992" は10分近い大曲。主人公と魔王軍による宇宙大決戦が繰り広げられます。基本アップテンポで進行し、展開に次ぐ展開。10分という長さに相応しいドラマ性です。トーマス氏の朗々としたヴォーカルもこの重厚な曲によく似合っています。

#11 "Universe on Fire (Spaghetti Space Western Remix)" は日本盤のボーナストラック。ベースになってるのは8曲目で、それを能天気かつコミカルにしたような、その名の通りウェスタン風にリミックスしたトラックです。

メンバーの衣装にまず注目が集まりそうですが、楽曲の方も強力で、特に映像で見るとそのインパクトは絶大です。勇ましいメロディック・メタルが好きなら要チェックのバンドと言えるでしょう。







Gloryhammer / Tales from the Kingdom of Fife (2013)

2021.11.21 (Sun)
Tales from the Kingdom of Fife

Gloryhammer / Tales from the Kingdom of Fife (2013.04.24)

1. Anstruther's Dark Prophecy [1:27]
2. The Unicorn Invasion of Dundee [4:27]
3. Angus McFife [3:29]
4. Quest for the Hammer of Glory [5:39]
5. Magic Dragon [5:29]
6. Silent Tears of Frozen Princess [5:35]
7. Amulet of Justice [4:28]
8. Hail to Crail [4:44]
9. Beneath Cowdenbeath [2:30]
10. The Epic Rage of Furious Thunder [10:34]

-bonus tracks-
11. Wizards! [2:24]
12. Quest for the Hammer of Glory (Heroic Version) [5:39]
13. The Epic Rage of Furious Thunder (Legendary Version) [9:36]

65:54

トーマス・ウィンクラー (vo)
ポール・テンプリング (g)
クリストファー・ボウズ (key)
ジェームズ・カートライト (b)
ベン・ターク (dr)



イギリス出身の5人組パワーメタル、Gloryhammerが2013年にリリースした記念すべきデビュー作です。ヴォーカル氏のカメムシみたいな緑の甲冑が良くも悪くも強烈に印象深いバンドです。

最近よくある「キャラなりきり系」のバンドで、中心人物のクリストファー・ボウズ (key) は海賊メタルAlestormのメンバーでもあります。キャラ設定およびストーリーありきのコンセプトで、舞台は中世スコットランド。主人公が悪の軍団と戦って平和を取り戻すといったまあよくある内容です。

音楽面でもやはりこのジャケットの印象に100%忠実な勇壮でエピックな正統派パワーメタル。ヴォーカルは伸びやかで力強く、そして最も重要な要素として男臭い。速さで押すタイプではなくミドル~アップテンポの曲が中心で、ふつふつと練り上げるようなパワーがあります。それと全力全開の疾走曲も少ないながらあるので速いのが好きという人もご安心ください。

#1 "Anstruther's Dark Prophecy" はこの手のジャンルではもはや定番の、勇壮でシンフォニックなイントロ。

#2 "The Unicorn Invasion of Dundee" はギャロップするリフやツーバスも勇壮なアップテンポ曲。壮大にしてB級ちっくなシンフォニックアレンジが良いですね。分厚いコーラスを重ねた熱いサビも最高です。ファンタジーのはずなのに80年代SFみを感じる中間部のインストパートは次作への伏線かな。

この物語の主人公の名を冠した#3 "Angus McFife" は、初っ端から分厚いコーラスで幕を開けるヒロイックなアップテンポ曲。ただでさえ勇壮な曲調に、ブラス楽器のバッキングがさらに効果を上げています。

#4 "Quest for the Hammer of Glory" は質実剛健なミドルチューン。雄大な曲調や鋭い掛け声のような野郎コーラスもありヴァイキングメタルっぽいですね。あるいはAcceptみたいな。

#5 "Magic Dragon" は初期のSonata Arcticaのような雰囲気の様式美アップテンポ曲。曲調は様式美メタルなのにヴォーカルやメロディが漢臭いのがまた良いですね。

#6 "Silent Tears of Frozen Princess" は抒情味溢れるバラード。バラードなんでもちろん悲壮な雰囲気なんですがそこにブラス楽団を投入して熱くドラマティックに盛り上がるセンスがさすが。

#7 "Amulet of Justice" は本作でも希少な、というか唯一の疾走チューン。リフも刻みまくりでとにかく勢いが先走っていて素晴らしい。バラードの次にこういう曲を持ってくるところも流石ですね。

#8 "Hail to Crail" はManowar的雰囲気の勇壮なメタル行進曲。何か曲タイトルもそれっぽいし。この男臭いリフとブラス系キーボードの取り合わせが印象的。

#9 "Beneath Cowdenbeath" は3連符のアップテンポで次々とドラマティックに展開していくミドルテンポ曲。これが映画なら戦闘シーンで流れそうです。

本編ラストの#10 "The Epic Rage of Furious Thunder" は10分以上に及ぶ大曲。轟と静を織り交ぜたドラマティックで起伏の豊かな曲で、頭打ちのドラムでガツガツと進行し、勇壮なコーラスから繊細な静寂パートまで引き出しが多い。ラストを飾るに相応しい壮大さです。

ボーナストラックの #11 "Wizards!" は3連符のアップテンポチューンで熱気とキャッチーさを併せ持つ曲。どことなく「勝利の凱歌」を思わせる雰囲気で、いかにも最終決戦じみてる10曲目の次にこの曲が来るのも何か理に適ってる感じがします。

このバンド最大の特徴と言えばやはりトーマス・ウィンクラーの存在でしょう。実力・キャラクター共に申し分ないヴォーカリストです。楽曲・演奏力・歌唱力、全てが高水準の面白バンド…というのは語弊があるかもしれませんが、実際デビュー作とは思えない完成度です。





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2021.11.15 (Mon)
metal1 vol2

V.A. / Metal 1 vol.2 (1995.11.22)

1. We All Fall Down / Blue Murder [4:45]
2. The Script for my Requiem / Blind Guardian [6:10]
3. Against the Wind / Stratovarius [3:47]
4. Black Forever / W.A.S.P. [3:17]
5. Kids of the Century / Helloween [3:53]
6. Nothing Left to Say / Dokken [4:00]
7. Horse Called War / Pride & Glory [5:02]
8. Serchin' / Slaughter [4:29]
9. Tatooed Millionaire / Bruce Dickinson [3:56]
10. Power of Love / Impellitteri [4:16]
11. Lust for Life / Gamma Ray [5:19]
12. Clean Up Your Act / Elegy [5:01]
13. Some Wounds / Conception [4:35]
14. The Calling / Yes [8:07]
15. From the Begging / Emerson, Lake & Palmer [4:14]

total 70:43



ビクターが1995年に出したHR/HM系コンピレーションアルバムです。

vol. 1でもvol. 3でもなくvol. 2。当時高校1年だった私にとっての「メタルへの扉」がこの作品でした。参加バンドやアルバムについてのちょっとした解説文も、当時の私には貴重な情報源。メタルに興味を持ち始めた私の視野を一気に広げてくれました。
本作にはCDジャケサイズのカレンダーも付いており、まあ1996年分のものなんでカレンダーとしてはもはや役には立ちませんが、長髪時代のマイケル・キスク擁するHelloween。線の細い美青年だったザック・ワイルド擁するPride & Gloryなど貴重な写真を拝めます。

2021年の今となっては大御所扱いの本作収録アーティストも、この時点ではそのほとんどがデビュー数年の若手状態。その一方でこの時点ですでに大物だったYesやEL&Pの曲も入っており、ジャンル的にもメロスピ、ジャーマン、ロックンロール、プログレなど幅は広い。というかここに収録されてるバンドの大半が現在も活動中って凄くないですか。Conceptionなんかは20年ぶりぐらいに復活して新作出してますし。まあStratovariusみたいに当時と現在でテセウスの船状態になってるのもいますが。

当時の私が知っていたバンドはGamma Rayぐらいでしょうか。理由は初めて買ったCD、Angraの「Angels Cry」にカイ・ハンセンがゲスト参加していたから。本作を足がかかりにStratovariusやBlind Guadianといったメロディック系を開拓し、メタルの沼にズルズルとはまっていった次第です。

今思うと選曲が謎な部分もありますけどね。例えば当時のHelloweenの最新作はアンディ・デリス加入直後の「Master of Rings」だったんですがここに入ってるのはその2つ前のアルバムの曲だし、Impellitteriにしても同様で、当時の最新作は名作「Answer to the Master」だったわけですが、何故かその前の、作った本人もあまり気に入っていないというアルバムからの曲だし。

当時と今で聴いた印象が全く違う曲もあります。その代表がW.A.S.P. の "Black Forever"。当時はブラッキー・ローレスのヴォーカルに「こいつヤベえな」という印象を抱いたものですが、曲自体は王道のロックンロールですしヴォーカルに関しても慣れちゃうものです。

未知のジャンルに入るならまずオムニバスからというのはまあ何ごとにも当てはまると思いますし、メタル系のそういうCDは当時は山のようにありました。デス系とか逆にメタルバラードのみを集めたものとか。今どきのナウなヤングも当然新たな音楽ジャンルを開拓することがあると思いますが、90年代に比べるとその作業は遥かに簡単になったように思います。YouTubeだけでもかなり深いところまで掘れるし、特定の音楽ジャンルに的を絞ったプレイリストの数は当時出ていたオムニバスCDの比ではない。

わたくし90年代より現代の方が大好き人間ではありますが、まあたまーに、金がないため自転車で市内各地のCD屋を巡って試聴機に入ってる音源を聴いたり、考えに考え逡巡を重ねた結果CDを1枚だけレジに持って行ったり、自分なりのカセットテープを作ったりした日々を懐かしく思うことはありますね。







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